アスベスト(石綿)除去

イーコン工法とは

イーコン工法

「イーコン工法」は、洗浄水に石綿の内部まで浸透する浸透剤と、石綿の繊維を捕捉する高分子ポリマーの捕捉剤を混ぜた混相流を高圧のポンプで吹付けます。湿潤剤の高度化ウォータージェットによる湿潤方法・高分子ポリマーにより石綿を完全に捕捉し浮遊を防げるため、呼吸による肺への吸い込み等、人体への二次被害をなくすことができます。また、湿潤・剥離を同時に行う無公害除去を可能にし、工期短縮とコスト低減ができる工法です。

イーコン工法薬剤(石綿湿潤剤・石綿捕捉剤)の性能

石綿湿潤剤・石綿捕捉剤

■石綿湿潤剤「エコ・ダッシュ」

「アスベストは単に水を散水しても、表面張力が働き浸透しにくいが、浸透剤と混合した水を アスベストの表面に噴霧・散布することによって、アスベスト内部まで浸透し飛散させません。

■石綿捕捉剤「EB-2000WJ」

ポリアクリルアミドは、アスベストに噴霧したらアスベスト繊維の枝先を包み込み始め、瞬時に アスベスト繊維全体を包み込み二度と離しません。

イーコン工法の特徴

■作業フロー

作業フロー

■無公害工法

高分子ポリマーは、アスベストなどの無機質と接触すると包み込み二度と離さない性質があり粉塵をたたせません。洗浄水を回収する時に使用する吸水ポリマーも、食品添加剤として利用される無公害の製品です。また、使用水量も5~7リットル/分と小水量です。

無公害工法

■完全除去達成

従来の工法

手ケレンでのアスベスト除去は、型鋼の隅部やボルト等の凹凸部のアスベストが残存し別の方法で固める方法がとられます。

イーコン工法

手ケレンの作業では除去しきれない、型鋼の隅部やボルト等の凹凸部も完全除去ができるので、残存アスベストは0 達成が可能です。

■工期・工費削減

従来の工法

従来の手ケレンの除去作業では問題の粉塵が立ち、工事区画をシート等で囲い減圧する必要があります。
このため、作業者も防じんマスクをかぶり、作業能率が低下します。また、工事後も、区画開放までの時間が掛かります。

イーコン工法

イーコン工法では除去・回収作業も機械化でき、大幅な工期の短縮と工費の削減が可能です。
特に作業環境の減圧工法のフィルターの使用頻度も少なく、粉塵飛散もないため作業終了後の早期開放が可能なります。

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